西陣織シルクで織られた赤迷彩柄のがまぐちコスメポーチ
こういう配色だとどうしてもシャアザクをイメージしてしまいますが・・・年齢がバレますね。
西陣織で織られた迷彩パターンです。西陣織で迷彩柄って意外な組み合わせと思われるかもしれませんが、近代化に伴い今まで織れなかった柄も織れるようになり、それに伴い今までとは違ったモダンな柄にも対応出来るようになった賜物です。
この迷彩柄は比較的シンプルな織組織で、色の切り替えで迷彩柄を表現しています。
使っている色は赤・ピンク・白の3色ですが、経糸かぶりでもう1色使っているように見せています。織物は経糸と緯糸の組み合わせで様々な見え方になるのが特徴の一つですが、多色を使っているように見せる、こういった表現も織物ならではの技になります。
もう少し織組織を複雑にすればもっと変化のある迷彩柄も表現できるかと思いますが、これはこれでシンプルに纏まっていて良いかなと思います。
拡大した画像です、ピンクの部分の織り組織が変化して表面に出ている経糸の分量が増え、色が違って見えるのが判りますでしょうか?
この生地を使って試作サンプルを作りました!がまぐちのポーチです。小物とかコスメポーチとしてバッグに入れるのにピッタリのサイズ感です。
コロンとした形がとっても可愛いです。
最近はがまぐちの職人さんも少なくなってきているので、これからは結構貴重になるんじゃないかなと思います。作り自体は結構簡単なんですけど、やっぱり熟練の職人さんだと仕上がりが段違いに綺麗です。
がまぐちの由来は勿論「ガマ」の口に似ているからですが、実は日本が起源ではないってご存じでしたか?なんとなく和物イメージが付いているがまぐちですが、明治の頃にフランスからやってきた舶来品なのです。当時口金式のバッグが流行していたのを日本に持ち帰り、その後日本でも流行して現在に至るという感じです。
最近ではアネロリュックが凄く売れて流行りましたね(もう最近じゃないか・・・)売れすぎて偽物がバンバン出てましたけど、それも普通に売れていたと聞いて、何か複雑な気分でした。このリュックも広い意味では口金式の開閉です。開口部ががばっと開くので、使い勝手はめちゃくちゃ良いと思います。
中は真紅の裏地にしてみました。
ぱかっと宝箱の様に開いて中を見ながら取り出せるので、コスメポーチにするとメイクなどやり易いのでは。
残り1個、というか世の中に1個しかありません。
ある意味貴重です。
関連情報
京都の西陣織を使った和小物|Atelier Kyoto Nishijin(アトリエキョウトニシジン)
Atelier Kyoto Nishijin(アトリエキョウトニシジン)では、
日本の伝統工芸品に指定されている西陣織を使った小物
として人気の抗菌マスクケースや財布、ポーチ、バッグ等
を製造販売しています。普段使い出来る可愛い和雑貨を
コンセプトに伝統的な職人技でモダンなったアイテムは、
和物のおしゃれを楽しみたい方におすすめです。
屋号 | 京都西陣工房 |
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住所 |
〒600-8815 京都府京都市下京区中堂寺粟田町93 KRP4号館 3階 KRP BIZ NEXT |
営業時間 |
月~金11:00~19:00 定休日:土日祝 |
代表者名 | 坂本神司(サカモト シンジ) |
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