Atelier Kyoto Nishijin（アトリエキョウトニシジン）は京都の伝統産業である西陣織を使ったお洒落な和雑貨・和小物のオリジナルブランドです。伝統的な西陣織を普段使いが出来るモダンなデザインに落とし込み、西陣織ってちょっと古臭いって思っておられる方には特におススメしたいアイテムを取り揃えております。

さて今年2022年（令和4年）は西陣織が西陣織と呼ばれるようになってから、丁度555年（！）という節目の年に当たります。世の中コロナ一色ですが・・・盛り上げていきたいなと思います。

西陣織工業組合

西陣呼称555年記念事業について | 西陣織工業組合

https://nishijin.or.jp/555th/

令和4年（2022年）が、「西陣」の名称の起源とされる応仁の乱（1467年）から起算してちょうど555年目に当たることから、これを契機に、長期にわたり組合員を苦しめたコロナ禍からの立ち直りと、将来に向けて持続可能な西陣織産地づくりを目指し、「西陣呼称555年」（Road To Nishijin 555）事業を立ち上げ、来年から年間を通じて、様々な記念事業を展開していく予定です。 西陣呼称555年記

西陣織工業組合様でも記念事業されるようです。

オリジナルの専用ロゴもありましたがカッコ良いですよ。このサイトで使うには協賛会員に入らないといけないようなので、ここでは割愛しますが（笑）

2022年－555年＝1467年！西陣織が生まれた年

1467年と聞いて何を思い浮かべますか？

そう！応仁の乱です。学生時代は「人の世むなし応仁の乱」と覚えましたね。なんで空しいんだって思っていましたが、1467年の応仁の乱後に戦国時代へ突入し、巻き添えを食らった庶民には「むなしい」という事のようです（諸説あり）

Atelier Kyoto Nishijin（アトリエキョウトニシジン）ではメイン素材に西陣織を使っていますが、555年もの歴史があるのです。実際には西陣織と呼ばれるようになる前から京都では織物業が盛んだったので、正確にはもっと歴史は古いとは思います。

応仁の乱で西軍の陣地が置かれていた辺りを「西陣」と呼ぶようになり、その辺りで元々織物業が盛んだったため、西軍の陣地があった場所の織物「西陣織」と呼ばれるようになった年が1467年頃という訳です。

オレンジの網掛け部分が西陣と呼ばれるエリアになります。ただ京都にお住まいの方はご存じかと思いますが、「西陣」という地名はありません。あくまでその辺りを西軍の陣地があった跡地なので西陣と呼ばれているだけです。

明確にここからここまで！というのが無いので、結構曖昧です。

それに対して東陣というのはあるのか？って思いますよね？自分でも書いてて何て読むんだろうと思って書いてます（笑）とうじん？ひがしじんでしょうか？方角の西に対しての東でしょうし、ひがしじんですかね。

西陣というのが有名で余り東陣には注目されませんが、ちゃんと東陣が置かれていた跡地もあります。これにも諸説あるのですが、丁度西陣地区のオレンジ網掛けを、堀川通を中心に左右に反転した東側辺りが、東軍の陣地が置かれていたとの記述があるようです。

西陣とは現今堀川以西、一条以北の地を総称す。応仁記に西陣（山名宗全の軍）には千本、北野、西ノ京、また東陣（細川勝元の郡）も上は犬馬場、西蔵口、下は小河、一条まで云々とあれば、堀川以東を東陣と称せしが如く思はるれど、今はたゞ西陣の称のみ残り（後略）＊新撰京都名勝誌より

地元の方しか判らないと思いますが、地図上では堀川通りから西が「西陣」、東が「東陣」になるかと思います。地図上では東陣は鞍馬口から同志社大辺りまで入るのではないでしょうか。（西陣と同じ位の大きさだと仮定すれば）

西陣織は555年もの歳月をかけて職人が技を磨き、織の技術を高め今の西陣織の地位を築き上げました。この素晴らしい織物をAtelier Kyoto Nishijin（アトリエキョウトニシジン）は、もっと身近に感じて頂ける様に現代風にアレンジしてお届けしていきたいと思っています。

555年という節目に本物の西陣織に触れてみませんか？

Atelier Kyoto Nishijin（アトリエキョウトニシジン）で使用している西陣織は、伝統工芸士を有する由緒正しい機屋で作られた、正真正銘本物のシルク100％の西陣織正絹生地を使用しております。

殆どの方がイメージするであろう西陣織に対するイメージを良い意味で覆すべく、私たちはモダンなデザインへアレンジ、お洒落な和雑貨へ生まれ変わらせています。

西陣織呼称555年という節目に本物の西陣織に触れてみませんか？